2024.06.04
フィギュアスケート選手の治療とケア
2024.06.04
足の健康は日常生活や運動において重要な要素ですが、外反母趾という状態は多くの人に影響を与えています。
今回は外反母趾の症状とその対処法について詳しくご紹介します。
外反母趾のリスク要因は以下のようなものがあります。
外反母趾は遺伝的な要素も関与していることがあります。家族に外反母趾の症例が多い場合、自身も発症する可能性が高くなります。
女性は男性に比べて外反母趾になりやすい傾向があります。これは女性の足の形状や靴の選択による影響が関与していると考えられています。
適切なサイズや形状の靴を選ばず、特につま先が狭い靴や高いヒールを長時間履くことは外反母趾のリスクを高めます。
外反母趾の症状は個人によって異なる場合がありますが、一般的な症状は以下の通りです。
足の内側に向かって傾いた親指が特徴的な外反母趾の症状です。足指の関節が変形し、足の外側に突出することがあります。
外反母趾により、足指や足の付け根周辺に痛みや不快感が生じることがあります。特に靴を履いたり、歩行したりする際に痛みが強くなることがあります。長時間の立ち仕事や運動を行った後にも痛みが増すことがあります。
外反母趾によって足の付け根周辺が腫れたり赤くなったりすることがあります。関節の炎症や圧迫によるものです。
外反母趾の進行により、足の形状が変化するため、従来の靴が履きにくくなることがあります。足指や付け根に圧迫感や違和感が生じ、靴選びが難しくなることもあります。
外反母趾の症状を緩和するためには、以下の対処法を試してみることが有効です。
足に合ったサイズと形状の靴を選ぶことが重要です。つま先が広く、足指にゆとりのある靴を選びましょう。また、ヒールの高さを抑えた靴を選ぶことも推奨されます。
足のアーチをサポートするために、専用のインソールやパッドを使用することがあります。これによって足の負担を軽減し、症状の緩和が期待できます。
足の筋力や柔軟性を向上させるために、適度な運動とストレッチを取り入れましょう。足の筋肉を強化し、正しい姿勢と足のアライメントを保つことが重要です。
足指のテーピングは、足指の正しい位置を保持するために行われる治療法です。テーピングによって足指の変形を軽減し、症状の進行を防ぐことが目的です。
炎症がある場合は、痛み止めの飲み薬や湿布を使用することで症状が改善します。
ただし、飲み薬などは消化器への副作用が懸念されるため、短期間の使用もしくは専門家へご相談ください。
専門家が作成するカスタムメイドの装具(オーソティック)は、足のアーチをサポートし、外反母趾の症状を軽減する効果があります。個人の足の形状や歩行パターンに合わせて作られるため、正確なサポートが期待できます。
痛みがある部位の周りの筋肉や筋膜をほぐしたり、ストレッチすることで血流を改善させ、痛みを緩和させます。
ご自身で正しいやり方がわからない場合は、専門家へ相談することをオススメします。
症状が重篤で他の治療法が効果的でない場合、外科手術が検討されることがあります。手術では、足の骨や靭帯を調整し、足指の正しい位置を修正することで症状の改善を図ります。
・外反母趾で歩行に問題を抱えている方
・外反母趾で激しい痛みを感じる方
・対処法を行なっても痛みが治らない方
外反母趾の症状や進行度によって適した対処法や治療法が異なりますので、医師や専門家の診断とアドバイスを受けることをおすすめします。自己処理や予防策だけでなく、適切なケアを受けることで外反母趾の症状を軽減し、快適な足の健康を維持することができます。
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伊藤 萌(Moe Ito)
1988年生まれ、東京都出身。主に直営店舗のデータ管理やPRを担当。
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