2024.06.04
フィギュアスケート選手の治療とケア
2024.06.04
手や指の痛みや不具合は、日常生活に大きな影響を与えることがあります。
腱鞘炎やばね指は、手や指の疾患の一つであり、正しい対処法を知ることで症状の緩和や改善が期待できます。
今回は、腱鞘炎とばね指の症状とその対処法について詳しくご紹介します。
ばね指は指の屈曲・伸展がスムーズに行えない状態を指します。
これらの症状は、手や指の過度な使用や反復動作、外傷などが原因となって生じることがあります。
以下の要素が、腱鞘炎・ばね指になりやすい人を特定するための指標となります。
手や指を長時間使用したり、反復動作を行ったりする職業やスポーツに従事している人は、腱鞘炎・ばね指になりやすい傾向があります。
正しい姿勢や手の使い方を守らず、不適切な動作を続けることで、腱鞘炎・ばね指のリスクが高まります。
年齢とともに腱や関節の柔軟性が低下するため、腱鞘炎・ばね指の発症リスクが増加します。
産後の女性はホルモンの影響や、育児に伴う重い物の持ち上げや赤ちゃんの世話による繰り返し動作など、手や指に負荷がかかる活動が増えることで、腱鞘炎やばね指の発症リスクを高める要因となります。
腱鞘炎・ばね指の一般的な症状は以下の通りです。
手や指の使用時に痛みや炎症を感じることがあります。腱鞘炎の場合は、特に動かしたり力を入れたりすると痛みが増します。ばね指では、指を曲げたり伸ばしたりする際に痛みが生じることがあります。
炎症が進むと、腱や関節周囲に腫れや腫れた感じが生じることがあります。
ばね指では、指を曲げたり伸ばしたりする際にスムーズに動かせない状態が生じます。指が「ひっかかる」感覚や「ポキッ」と音がすることもあります。
腱鞘炎・ばね指の症状を軽減するためには、以下の対処法を試してみることができます。
症状が軽度な場合、手や指の使用を控え、炎症を抑えるために氷を当てることが効果的です。
指の保護のために、サポーターやテーピングを使用することが有効です。これにより、炎症を和らげ、安定性を提供することができます。
正しい体勢や姿勢を保つことで、手や指への負担を軽減することができます。作業時には、適切な姿勢を保ち、手や指を無理なく使うように心掛けましょう。
重度の腱鞘炎・ばね指の場合には、以下の治療方法が検討されることがあります。
炎症や痛みを軽減するために、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や痛み止めの処方が行われることがあります。
痛みがある部位の周りの筋肉や筋膜をほぐしたり、ストレッチすることで血流を改善させ、痛みを緩和させます。
ご自身で正しいやり方がわからない場合は、専門家へ相談することをオススメします。
症状が重篤で他の治療法が効果的でない場合、外科手術が検討されることがあります。手術によって、腱鞘の炎症を取り除いたり、ばね指の修復を行ったりします。
・痛みや不快感を感じる腱鞘炎・ばね指の症状がある方
・腱鞘炎・ばね指で日常生活や仕事に支障をきたしている方
・腱鞘炎・ばね指の症状が慢性化している方
腱鞘炎とばね指は手や指の疾患であり、手や指の使用や姿勢の問題が原因となって発生することがあります。
痛みや腫れ、指の動きの制限が一般的な症状です。軽度の症例では休息や保護、氷の利用などが対処法として有効です。重度の症例では物理療法や薬物療法、外科手術が検討されます。
腱鞘炎・ばね指の症状が継続する場合は、専門家に相談し、適切な治療方法を選ぶことが重要です。
また、手や指への負担を軽減するために正しい姿勢や体勢を保ち、予防にも取り組むことが大切です。
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伊藤 萌(Moe Ito)
1988年生まれ、東京都出身。主に直営店舗のデータ管理やPRを担当。
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