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多くの人が悩んでいる”肩こり”。
その原因は様々ですが、「たかが肩こり」と放っておくと症状が悪化し、日常生活に支障を来すようになることも。
今回は肩こりに効く鍼治療とその効果についてご紹介します。
首から肩周り、背中にかけての筋肉がこわばり、だるさ、重さ、疲労感、ときに痛みを感じる症状が「肩こり」です。
関係する筋肉は、いろいろありますが、首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋という幅広い筋肉がその中心となります。
「立ちっぱなし」や「座りっぱなし」の人に該当し、長時間同じ姿勢を続けると、その姿勢を保つための筋肉が絶えず使われているため、負担がかかってしまいます。
また前屈みの姿勢になりやすく、お腹が持続的に圧迫されるため胃腸の血流が滞り、胃腸疲労のサインが肩こりとして表れることがあります。
胃腸の血流不全が、大きな負荷となって持続的に肩にかかり、肩こりの原因になります。
ハイヒールを履いている時、足はつま先立ちを強いられているため、アキレス腱が緊張してしまい、それが肩こりの原因にもなる場合があります。
人間の身体は、動かすと筋肉がポンプの役割をするため血流が良くなります。 運動不足の場合、筋ポンプが働かず筋肉酸素不足となり、肩こりを起こす原因となってしまいます。
また筋力低下により、頭や腕を支える力が低下してしまい、首肩に大きな負担がかかります。常に力が入った状態が続き、さらなる血流低下で肩こりを憎悪させてしまいます。
不規則な生活は胃腸など体内機能のバランスを崩すことになり、その反動で肩こりが起こることもあります。
・首から肩・背中にかけて張っている感じや痛み
・頭痛
・めまい
・吐き気
・集中力低下
・目の疲れ
・倦怠感
・腕や手のしびれ
凝り固まった筋肉は、その周辺の血流が悪くなっています。
筋肉に鍼を刺すことで、身体が異物の侵入と捉えて毛細血管を拡張し、血流を良くします。
血流が改善されることで筋肉に酸素が運ばれ、筋肉の緊張が緩みます。
鍼の刺激によって、痛みを抑える作用のあるホルモンが分泌されます。また、同時に脳に痛みを伝える神経の働きをブロックするため、痛みが伝わりにくくなります。この2つの作用により、痛みが緩和されると考えられています。
鍼には自律神経のバランスを整える効果があります。自律神経には身体を活動させるために働く交感神経と、身体を休ませるために働く副交感神経の2つがあり、この2つのバランスの乱れから現れる様々な症状を改善してくれます。
鍼の刺激により、リラックス効果のあるホルモンが分泌されます。また、ストレスや緊張を和らげるツボや、心を安定させる作用のあるツボを刺激することで、自律神経のバランスを整え、リラックスした状態になります。
鍼の刺激により血液やリンパの流れがよくなると、新陳代謝も活発になります。もともと人間の身体に備わっている自然治癒力や免疫の働きが高まって、不調の改善や、病気になりにくい身体づくりに役立ちます。
・長時間デスクワークやスマホ操作をする方
・慢性的な肩こりに悩んでいて、常に首や肩が気になる方
・肩こりの症状が重すぎて吐き気や頭痛なども一緒にでる方
・強いストレスがかかると肩こりの症状も重たくなる方
身体の不調だけでなく、ストレスや緊張にも効果がある鍼治療。
つらい症状の改善だけでなく身体の調子を整えて自然治癒力や免疫力を高めることで、病気の予防にも役立ちます。
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伊藤 萌(Moe Ito)
1988年生まれ、東京都出身。主に直営店舗のデータ管理やPRを担当。
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