2024.04.07
産後の腰痛の原因と対処法をご紹介!
2023.06.03
出産後、多くの女性が体型を元に戻すことを目指しています。産後の期間は、身体の変化が激しい時期でもありますが、実は産後に体型をリセットしやすい理由があります。
このコラムでは、なぜ産後に体型をリセットしやすいのかについて解説します。
妊娠中、女性の体内では様々なホルモンが変化します。特に、妊娠中期から後期にかけてプロゲステロンやエストロゲンといったホルモンの分泌量が増加します。これらのホルモンにより、体脂肪の蓄積や体内の水分量の増加が促進されます。出産後はこれらのホルモンが徐々に元のバランスに戻るため、体重が減少しやすくなるのです。
母乳育児は、赤ちゃんに栄養を与えるだけでなく、母親自身の体調にも良い影響を与えます。母乳育児中はエネルギーを消費しやすく、授乳によって脂肪を燃焼しやすい状態になります。そのため、母乳育児中の女性は比較的体重を減らしやすいとされています。
妊娠・出産は心身に大きな負担をかける出来事です。産後は育児に対応するためにより健康的な生活習慣を意識する女性が増えます。バランスの取れた食事や十分な睡眠、適度な運動などが身につきやすいため、体型をリセットしやすい環境が整うと言えます。
「産後は、骨盤矯正をした方がいい。」と言われ理由も分からず産後に骨盤矯正をする方が大勢いらっしゃいます。
当店にお越し頂いているお客様も
「ママ友に言われたから。」
「腰が痛いから矯正した方がいいのかな、と思って。」等、
何のために骨盤矯正を行うのか明確ではない方も多くいらっしゃいます。
もちろん知らないでお越し頂いても十分ご説明させて頂きますが、骨盤矯正をするお店探しをする時にどういったことができるか参考になれば良いなと思います。
まず妊娠中にはリラクシンというホルモンが分泌されます。
これは骨盤周りの靭帯などを緩める働きがあり、このホルモンが大量に分泌されることで、産道が広がり、出産が可能になります。
そして出産後、このホルモンの分泌は減少しますが、骨盤はすぐに元に戻るわけではありません。
時間をかけてゆっくりと戻っていくので、産後直後は赤ちゃんがいたところの空間がぽっかり空いてしまっている状態です。
そこに上から内臓が降りてきて、さらにその空間を埋めようと脂肪がつきやすくなってしまうのです。
なので、産後に骨盤が元に戻る際、骨盤矯正をして良い状態に戻さないと・・・
などの症状が起こりやすいのです。
上記で述べたように、産後の関節というのは緩みやすい状態です。
緩んだ状態だと骨格は確かに歪みやすいですが、この時期に筋力を取り戻してしっかり骨盤矯正を行えば、体型リセットできる絶好のチャンスになりうるのです。
産後はホルモンの変化、母乳育児の影響、心身の変化への対応など、様々な要因が体型をリセットしやすい状態を生み出します。ただし、体型を元に戻すことは個人差があり、焦らずに無理のない範囲で行うことが大切です。健康的な生活習慣を心掛けながら、自分のペースで体型を整えていくことが理想的です。産後の体型の変化は自然な過程であり、自分自身を大切にしながら前向きに取り組んでいくことが大切です。産後にお身体のお悩みがある場合は専門家にご相談することをおすすめします。
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伊藤 萌(Moe Ito)
1988年生まれ、東京都出身。主に直営店舗のデータ管理やPRを担当。
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